はじめての打ち込み|ドラムパターンを作ってみよう【DTM初心者向け】

はじめての打ち込み|ドラムパターンを作ってみよう【DTM初心者向け】

「DTMでドラムを打ち込んでみたいけれど、何から始めればいいの?」
そんな初心者の方に向けて、超定番パターン仕上げのコツをわかりやすく紹介します。
GarageBand / Cakewalk / Studio One など、どのDAWでも基本は同じ。
この記事だけで1曲の土台が作れるようになります。

まずは用語をサクッと整理

  • Kick(キック):低いドンという音。ビートの土台。
  • Snare(スネア):パン!と抜ける音。拍のアクセント。
  • Hi-Hat(ハイハット):チチチ…という細かな刻み。リズムの速さを感じさせる。
  • Tempo(テンポ):曲の速さ。まずは90〜120 BPMでOK。
  • Quantize(クオンタイズ):タイミングを格子にそろえる機能。最初は1/16が目安。

ステップ入力の基本(16分グリッド)

DTMのドラムは、1小節を16のマス(1/16)に分けて打ち込むのが一般的です。
下の図の | は拍、x は音が鳴る場所のイメージです。

拍:  1       &       2       &       3       &       4       &
格: [1][e][&][a][1][e][&][a][1][e][&][a][1][e][&][a]

では、超定番の4パターンを作ってみましょう。

① 8ビート(ポップスの王道)

まずはこれから。ほとんどの曲で使えます。

HH: x - x - x - x - x - x - x -   (ハイハットは8分で刻む)
SD: - - - - x - - - - - - - x - - -(スネアは2拍目・4拍目)
BD: x - - - - - x - - - x - - - - -(キックは1拍目と3拍裏が鉄板)

ポイント:ハイハットの音量(Velocity)を弱・強・弱・強のように少しだけ揺らすと、グッと生っぽくなります。

② 16ビート(少し細かいノリ)

軽快なポップやシティポップ系でよく使います。

HH: x x x x x x x x x x x x x x x x(ハイハットは16分で刻む)
SD: - - - - x - - - - - - - x - - -
BD: x - - - - - x - - x - - - - x -(キックは裏拍を少し増やす)

ポイント:ハイハットの偶数番(e と a)を少し弱く、アクセントは拍頭に置くと整います。

③ シャッフル(スウィング系)

三連の「跳ね感」を出すノリ。ブルースやポップスの変化球に。

(三連のうち、真ん中を抜くのがコツ)
HH: x . x | x . x | x . x | x . x
SD: . . . | x . . | . . . | x . .
BD: x . . | . . . | x . . | . x .

ポイント:クオンタイズをシャッフル(三連)に設定。跳ね具合はDAWのSwingパラメータで調整。

④ 四つ打ち(ダンス・K-POP・EDM系)

キックを「ドンドンドンドン」と4分で連打するダンス系の基本。

HH: x - x - x - x - x - x - x - x -
SD: - - - - x - - - - - - - x - - -(2拍・4拍のスネアは好みで)
BD: x - - - x - - - x - - - x - - -

ポイント:単調になりやすいので、8小節ごとにハイハットをオープンにしたり、フィルを入れて展開を作ろう。

仕上げのコツ(人間味と展開)

  • Velocity(音量)を微調整:ハイハットは「弱・中・弱・中」など微妙な揺れをつける。
  • タイミングを数msずらす:スネアやハイハットを少しだけ後ろに置くと、タイトでも硬くなりすぎない。
  • フィル(おかず)を入れる:4小節・8小節の区切りで、タムやスネアの連打を短く入れると展開が出る。
  • ブレイク:1拍だけ全部ミュートにして歌やリフを目立たせる。

よくあるつまずきと解決策

  • 全部同じに聞こえる → ハイハットの音量と開閉(Closed / Open)を変える。
  • 重たく感じる → キックの位置を裏拍に1つ追加する。テンポを少し上げる。
  • 走る/もたる → クオンタイズを一度1/16に統一し、必要な部分だけ外す。

小さく完成させよう(2分アレンジ)

  1. イントロ(2小節):キック+ハイハットのみ
  2. Aメロ(8小節):8ビート or 16ビート
  3. Bメロ(8小節):ハイハットをオープンにして広がり
  4. サビ(8小節):クラッシュを頭に、フィルで盛り上げ

この流れで2分の短い曲を作ると、モチベーションが一気に上がります。録音(歌・ギター・ウクレレ)を重ねれば、立派なオリジナル曲の完成!

まとめ

打ち込みは「難しそう」に見えて、を知ればすぐに曲になります。
まずは8ビート→16ビート→四つ打ち→シャッフルの順に慣れて、
Velocityとクオンタイズで人間味をプラスすればOK。
迷ったら体験レッスンで、あなたの曲に合わせた最短ルートを提案します。

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