ミックスの第一歩(音量バランスとパンだけでOK)【Achea Music School 音楽教室|徳島&オンライン】

ミックスの第一歩(音量バランスとパンだけでOK)【Achea Music School 音楽教室|徳島&オンライン】

DTMで曲が一通りできたら、最後に必要なのがミックスです。
といっても、最初からEQやコンプ、難しいエフェクトを使いこなす必要はありません。まずは音量(フェーダー)パン(定位)の2つだけで、驚くほど聴きやすくなります。

🎚 なぜ「音量とパン」だけで良いの?

  • 音量は曲の主役・脇役を決めるスイッチ。出す/引くを整えるだけで土台が完成。
  • パンは左右の配置。重なり合う音を左右に分けると、にごりが減ってクリアに。

この2つが整っていないと、どんな高級プラグインを使っても効果が薄く感じます。まずはフェーダーとパンで“見通し”を良くするのがコツです。

🧭 ミックスの基本手順(5ステップ)

  1. 全トラックを-6dB付近に下げる
    クリップ(赤点灯)を防ぎ、余裕を持って作業できるようにします。
  2. ドラムとベースの土台を決める
    キックとスネアのバランスを先に整え、次にベースを加えて「土台の大きさ」を決める。
  3. 主役(ボーカル/メロディ)を置く
    主役は常に一番聴きやすい音量へ。土台に負けていたら土台を少し下げる。
  4. 伴奏を入れて“引き算”
    ピアノ・ギター・パッドなどは主役の邪魔をしない音量に。迷ったら1〜2dB下げるだけでもスッキリします。
  5. パンで重なりをほどく
    似た帯域のパートは左右に散らす。センターはキック・スネア・ベース・主役が基本。

🎧 パート別のパン配置・目安

  • センター:キック/スネア/ベース/リード(歌・主旋律)
  • 左右に振る:リズムギター、ピアノのアルペジオ、ストリングスのパッド、シンセの装飾
  • 左右で対になるもの:ギターをL: -30 / R: +30 など、同じ角度でペアに

極端に左右へ振り切らず、まずは±15〜35の範囲で配置するのが聴きやすいです。

🧩 “聴こえない/うるさい”を瞬時に直すコツ

  • 主役が埋もれる:伴奏を一括で1〜2dB下げる → それでもダメなら主役を+1dB。
  • 低音がモコモコ:ベースよりキックが小さい可能性。キックを少し上げる、またはベースを少し下げる。
  • サビがうるさい:全体のフェーダーを触らず、うるさい群(シンセやギター)を-1dB。

🧪 仕上げチェック(3つだけ)

  • 小音量で聴く:テレビくらいの小ささで、主役が聞き取れるか。
  • スマホでも確認:低音が出ない環境で、ドラムの輪郭と主役が立っているか。
  • 一時ミュート法:各パートを一瞬ミュート→戻す。
    いなくなった時に寂しい=必要/変化が分からない=音量を下げる候補。

📅 練習メニュー(15分テンプレ)

  1. 3分:全トラックを-6dB付近へ。メーターが赤くならないように。
  2. 4分:キック=0基準、スネア少し下、ベースはキックと同じくらい。
  3. 4分:リードをセンターで前へ。伴奏は-1〜-3dBで引き算。
  4. 4分:ギター/鍵盤/パッドを±15〜35で左右に振り分け、重なりを回避。

🌱 まとめ

ミックスの第一歩はフェーダーとパンだけで十分。
主役が聴こえる音量に整え、似たパートは左右に分ける――これだけで曲が驚くほど前に進みます。
細かな加工はその後でOK。まずは今日の手順をテンプレにして、毎回のミックスに取り入れてみましょう。

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